Bulletin of Higher Education Okayama University
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オペラ舞台の『ロメオとユリア』 ― ゴットフリート・ケラーからフレデリック・ディーリアスへ ―

久保田 聡 岡山大学言語教育センター
抄録
互いの家同士の確執を知りながらも愛し合うことになってしまった男女の悲劇を描き出したシェイクスピアの作品のプロットが19 世紀リアリズム期の作家ゴットフリート・ケラーの『村のロメオとユリア』においてもそっくりのまま使い回されたわけでは決してない。現実を見つめるケラーのまなざしは悲劇に至る経緯と背景を丹念に追い求めているのである。しかしながらドイツにルーツを持つイギリス人作曲家フレデリック・ディーリアスがシェイクスピアではなくケラーの小説の方をオペラの題材に選んだ時、音楽家としての感性はリアリズム小説のプロットにさまざまな変更を施すことになる。
キーワード
確執
リアリズム
示導動機
「楽園」
ISSN
1881-5952
NCID
AA12114090