Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published by Graduate School of Education, Okayama University

<Formerly known as>
岡山大学教育学部研究集録 (1号-137号)

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ヒーローによる解説付きビデオセルフモデリングを用いた介入効果の検討 ─ ある自閉症スペクトラム障害児の手拭き行動を対象として ─

高橋 彩 兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科
大竹 喜久 岡山大学大学院教育学研究科
抄録
本研究では,知的障害特別支援学校小学部に在籍する1名の自閉症スペクトラム障害児を対象として,対象児にとってのヒーローが標的行動を解説するビデオセルフモデリング(VSM)を用いた介入の効果を検討した。標的行動は「トイレで手を洗った後に自発的にポケットからハンカチを出し,手を拭く行動」であり,対象児はトイレに行く直前にビデオを視聴した。その結果,ビデオ単体での効果は現れず,ハンカチの所在を可視化する透明なウエストポーチや視覚的リマインダーを併用することによって行動が若干改善された。ヒーローを活用したVSMの効果に関与する要因として,言語能力,ヒーローと自身の同一行動に対する内在的な強化力の有無を取り上げ,考察を試みた。
キーワード
自閉症スペクトラム
特別な興味
ビデオセルフモデリング
日常生活スキル
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258