Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published by Graduate School of Education, Okayama University

<Formerly known as>
岡山大学教育学部研究集録 (1号-137号)

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韓国のひとり親家庭で育った子どものライフストーリー─ 子どもの認識と生活設計 ─

李 璟媛 岡山大学大学院教育学研究科 生活・健康スポーツ学系
抄録
 本研究では,ひとり親家族の子どもは,その家族の子どもである自分をどのように認識し ているのか,ひとり親家族の生活史は生活設計にどのように影響するのか,以上はひとり親 家族になった背景によって異なるのかを分析することを目的とし,ひとり親家族の子どもを 対象にライフストーリー・インタビューを行った。分析の結果,ひとり親家族の子どもは,「引 け目」「劣等感」「人とは違う」と言葉で自分を表現し,否定的に認識する傾向がみられ,ひ とり親家族になった背景による差がみられた。子どもの認識は,生活史を開示することにも 影響を与えており,死別によるひとり親家族の子どもは「隠す努力」を,離婚によるひとり 親家族の子どもは「淡々と開示」するといった形で現れていた。子どもの生活史は,結婚や 親との生活を含む生活設計にある程度影響を与えていたが,背景による差はみられなかった。
キーワード
ライフストーリー
ひとり親家族
子ども
韓国
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258