Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published by Graduate School of Education, Okayama University

<Formerly known as>
岡山大学教育学部研究集録 (1号-137号)

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多様な職種を持つメンバーで構成された女声合唱団の合唱指導の試み

虫明 眞砂子 岡山大学大学院教育学研究科芸術教育学系
抄録
 多様な職種を持つI女声合唱団の団員に対する意識調査を基に,活動の魅力,技術面や心 身の変化を分析し,さらに仕事への影響についても検討した結果,5 点にまとめることがで きた。①活動の動機や魅力は,団員各自の合唱への愛好心,団員相互や指導者との信頼関係, 社会的な支援や貢献の共感等である。②柔軟体操や呼吸法は,職場環境から合唱活動への意 識や心身の転換の上で重要であり,ハーモニーやカノン練習は,耳の訓練として効果がある。 ③団員各自の合唱技術面の変化では,和声感の向上と発声技術の向上が多く見られた。意識 面では,人間関係や社会生活等に影響を与えている。身体面では,体が楽器になるという感 覚が徐々に理解できるようになった。④仕事への影響については,活動を通して前向きな気 持ちになることが自信を深め,仕事へのモチベーションの向上につながる。⑤主な課題とし て,団員個人に対しては,発声の改善や練習時間の確保,合唱団に対しては,団員の増員, 合唱団の方向性の検討や練習方法の改善が挙がった。
キーワード
合唱
ハーモニー
チャリティコンサート
職業
仲間
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258