Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published by Graduate School of Education, Okayama University

<Formerly known as>
岡山大学教育学部研究集録 (1号-137号)

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小中連携による児童生徒のいじめを予防する継続的心理教育

安藤 美華代 岡山大学大学院教育学研究科心理・臨床学系
抄録
本研究では,A 市B 中学校区の小中学校が連携し,小学6年時から中学1年時にわたっ て心理教育“サクセスフル・セルフ2010”を継続して実践し,その効果に関する検討を行っ た。対象は,B 中学校区の3つの小学校のいずれかで,本プログラムに参加した小学6年生 112名である。小学6年時,翌年中学1年時にプログラムを実施し,小学6年時の介入前後, 中学1年時の介入後の3回,心理行動上の問題や適応に関する自記式調査による評価を行っ た。その結果,対人暴力,いじめ,衝動性・攻撃性の継続的な減少,学校社会への適応や友 達からの悪い誘いを断る自己効力感の継続的な増加が示された。以上より,小中学校が連携 し継続してサクセスフルセルフ®に取り組むことは,児童生徒の心理行動上の問題を予防し, 心の健康を向上する取り組みになり得ることが示唆された。
キーワード
小中連携
心理教育
いじめ
自己効力感
学校適応
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258