Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published by Graduate School of Education, Okayama University

<Formerly known as>
岡山大学教育学部研究集録 (1号-137号)

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電動車椅子サッカーに関する安全性と今後の課題について

眞田 敏 Depertment of Education for Handicapped children,Faculty of Education,Okayama University
目時 英治
柳原 正文 Depertment of Education for Handicapped children,Faculty of Education,Okayama University
抄録
本研究は電動車椅子サッカーの岡山県における活動状況を把握し,このスポーツを安全に行う方法について検討することを目的とした。対象は脊髄損傷(A群),脳性麻痺(B群),筋ジストロフイー(C群)の選手各々4名, 5名および4名の計13名で,平成13年8月24日から平成13年12月23日までに行なわれた計8日の練習および試合をビデオカメラを用いて撮影し分析した。平成13年12月14日までの練習状況から電動車椅子同士の衝突により生じるスピン,身体接触,電動車椅子の浮揚の危険な衝突に着目し,平成13年12月23日に行なわれた3試合,計120分のなかで危険な衝突に関して分析を行った。その結果, A群では 危険な衝突が19回, BおよびC群でも計19回みられた。それらの内,衝突後の防御姿勢の有無に関してA群は認められた回数が17回,認められなかった回数が2回であった。B群およびC群では,認められた回数がl回,認められなかった回数が18回であった。A群とB・C群間での防御姿勢の有無に関する差異は有意(x2検定, p < 0.01) であった。以上より障害種別によるクラス分けの必要性が明らかになった。さらにヘルメットやプロテクターの着用の重要性に関しての指摘も行い,指導員の養成の必要性についても考察した。
キーワード
電動車椅子サッカー
脊髄損傷
脳性麻痺
筋ジストロフィー
ISSN
0471-4008
NCID
AN00032875