JaLCDOI 10.18926/11697
Title Alternative Strategies of community health activities to improve the quality of inhabitants' life
FullText URL 011_1_041_048.pdf
Author Ninomiya, Kazue| Okano, Hatsue| Kawata, Chieko| Akashi, Hiroko| Shibata, Teruko| Umejima, Reiko| Fujikata, Keiko| Katayama, Naoko| Murakami, Junko|
Abstract ヘルスプロモーションの理念にそって,住民組織,行政,研究グループが協働して,住民の生活の質の向上をめざした地域保健活動の展開を計画した。まず,休眠状態にあった岡山県M町の健康づくり推進協議会(以下M町協議会と略す)を活性化するため,協議会の委員18人を対象に聴き取り調査を行い,次に,M町協議会でのディスカッションを深めた。1.M町協議会構成団体のうち住民組織は9組織で,このうち6組織は居住地域内の住民の推薦や輪番で代表を選出しており,他の3組織は任意であった。8組織の事務局は行政機関内にあり,活動経費の公費補助率は70%以上であった。2.委員の描く理想の町のイメージとして,福祉の充実した町で老後も安心できるという内容を含んだ回答が多かった。それを実現する為に,住民一人一人が自己管理意識を持つと同時に,協議会が支援的な活動を身近なところで展開することの必要性が挙げられた。3.M町協議会活動への委員の期待は大きく,協議会内での委員間の意思疎通も次第に深められた。事前に聴き取り調査を行ったこと等が効果的に影響したと考えられた。
Abstract Alternative Along with the idea of health promotion, we planned the community health activities to improve the quality of inhabitants' life in cooperation with inhabitants, community organizations, local government and health professionals. In order to revitalize an inactive committee for health promotion of M town hearing surveys were conducted on the members of the committee. 1. Leaders of community organizations occupied 9 of 19 members of the committee. Leaders of 6 organizations out of 9 ones were decided by recommendation or rotation. Eight secretariats of those organizations were located in the governmental office. Seventy percent or more of activity costs of these organizations depends on assistance of local government. 2. Members of the committee imaged the town, which was healthy and filled with mind of welfare as an ideal town. They pointed out that it was required for the committee to perform support activities to realize an ideal town as well as for every inhabitant to have the consciousness of self-management. 3. Activities of the committee were much expected by members of the committee. Communications between members deepened gradually by repeating the meetings. Hearing survey on members also seemed to be much effective for those progress.
Keywords 住民参加 (inhabitant participation) ヘルスプロモーション (health promotion) 健康づくり推進協議会 (a town committee for health promotion) 生活の質 (quality of life)
Publication Title 岡山大学医学部保健学科紀要
Published Date 2000-11-16
Volume volume11
Issue issue1
Start Page 41
End Page 48
ISSN 1345-0948
language 日本語
File Version publisher
NAID 120002313515
Author Ninomiya, Kazue|
Published Date 2006-09-30
Publication Title
Content Type Thesis or Dissertation
JaLCDOI 10.18926/1359
FullText URL 16_0309_0319.pdf
Author Ninomiya, Kazue|
Abstract 近年の保健・医療・福祉の潮流は、QOL(生活の質)やノーマライゼーション、ヘルスプロモーションを理念として、住民の主体性を重視した取り組みを目指すことである。保健・医療領域では、かつての公衆衛生から包括的な地域保健へとその主流が転換し、そして福祉領域では地域福祉が1つの新しい分野として地歩を固めつつ、地域保健と福祉は相互に統合化への道を歩みつつある。同時に、行政としては地方分権、規制緩和等が進展する中で、住民とのパートナーシップに基づく計画的な行財政運営が期待されている。国はこの方針のもと、市町村に「健康日本21」地方計画や地域福祉計画の策定を義務付けた。市町村は既に、老人保健福祉計画・介護保険事業計画・母子保健計画・児童育成計画・障害者計画等を策定し、事業を推進してきた経験を有してはいる。しかしながら、「健康日本21」地方計画や地域保健福祉計画では、ヘルスポロモーションや、ノーマライゼーションを理念としており、形式的な住民参加から実質的な住民参加を求めているところに1つの課題がある。とりわけ、地域福祉計画については牧里(2003)が指摘するように、「地域福祉」の理想・期待される目標とその実体が含まれ、両者が不可分な関係にあるために、わかりにくいという問題がある。換言するならば、「市町村地域福祉計画及び都道府県地域福祉支援計画策定指針(以下策定指針と略記する)」(平成14年4月1日、厚生労働省社会・援護局長通知)のいう「福祉コミュニティ」や「福祉区」さらには「福祉圏域」が何であるかという問いでもある。この問いに答えるためには、一定の福祉水準をみたす地域的単位の根拠について説明するために理論や方法論が必要である。この点については「地域」を科学し、地域事象の説明や実証に関する方法論を有する地理学からのアプローチが有用であると考える。とりわけ「福祉区」「福祉圏」については、生活圏と公共施設の立地の検討を含めた分析が必須となり、中心地理論・公地論の応用が考えられる。地理学においても、かねてから「医学地理学」があり、近年では「福祉の地理学」も進展している。しかしながら、保健・医療・福祉の統合化の流れに即した体系化については未開拓な部分もある。以上の背景と問題から、まず、地域福祉の概念とその成立過程及び意義について整理する。次いで、社会福祉の学的基盤・体系における地域福祉の位置づけと関連領域を明らかにしたうえで、日本地域福祉学会の専門誌におけるこれまでの研究の動向を概観し、地域福祉理論からみた「地域」の概念について検討する。以上の分析結果から、統合化された保健・医療・福祉政策が真に「地域」にねざした生活の質を確保し、「地域コミュニティ」を具現化するためにの方策をうる研究の基盤を得ることを目的とする。
Keywords 地域福祉 地域コミュニティ
Publication Title 岡山大学大学院文化科学研究科紀要
Published Date 2003-11
Volume volume16
Issue issue1
Start Page 309
End Page 320
language 日本語
File Version publisher
NAID 120002306011