Scientific Reports of the Faculty of Agriculture, Okayama University
Published by the Faculty of Agriculture, Okayama University
ONLINE ISSN : 2186-7755

放射線によるハッカ属植物の育種学的基礎研究 (第5報)X線照射による日本ハッカの突然変異の研究

Ono, Seiroku
Ikeda, Nagamori
Abstract
1)M.arvensis L.var.poperascems(日本ハッカ)およびその人為4倍体にX線(200KV19mA,1.0mmのA1フィルター,110R/minの急照射)を照射して突然変異の誘起を試みた. 2)染色体異常は線量の増加に従って増し,対照植物に見られない4価染色体,1価染色体ならびに断片染色体などが見られた. 3)照射種子の発芽歩合のてい減率と染色体異常の誘起率とを勘案して4倍体日本ハッカは原種の2倍体日本ハッカより放射線に低抗性が強いという結論に達した. 4)突然変異形質を把握し,その中のいくつかにつき遺伝様式を決定した. 5)日本ハッカのX線突然変異体利用のためには線量が10KRが最も適当と推定される. 6)育種的に利用し得るいくつかの遺伝形質が出現した。
Keywords
ハッカ属植物
育種学
放射線
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029