Scientific Reports of the Faculty of Agriculture, Okayama University
Published by the Faculty of Agriculture, Okayama University
ONLINE ISSN : 2186-7755

松茸害虫の種類と被害

Kiyoku, Masao
Abstract
(1)松茸に集まる昆虫は穿孔性17種,非穿孔性14種,昆虫以外のもの4種.これらの内本研究で松茸に侵入するものとして新たに確認したものは9種である.(2)当地方で重要害虫と判定されたものは,Drosophila bizonata, D. busckii, D. transversa, Aphiochaeta matsutakei, Psychodu fungicola, P. nigriventris, Suillia sp. Cecidomyiidaeの1種である.(3)最も重要と考えられるDrosophila, Aphiochaeta, Psychodaの加害は成虫が松茸表面に産卵し孵化した幼虫が内部に食入することによると判定する.そしてその被害率は平均73%であつた.(4)寄生状態は単独寄生54%,2種の共寄生31%,3種の共寄生15%である.(5)これらの昆虫の1世代の発育期間は松茸の発育期間より寧ろ長い傾向を示す.(6)重要種2種AphiochaetaとDrosophilaの季節的発生消長及び日変動を明らかにした.
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029