Bulletin of Research and Development Center for Educational Practice, Okayama University
Published by Research and Development Center for Educational Practice, Okayama University

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小学理科から気象・気候システム科学の理解へ(その1)―太陽エネルギーの分配過程と気候システムを例に―

Abstract
本研究では、「日なたと日かげ」、「光を当てよう」のような、小学3年生の段階で学習する内容などにも、本格的な気象・気候システム科学の理解へ直結するような重要な基礎的知見・感覚を含む点を例示して論じた。例えば、1)光として感じる日光(太陽放射)が地球を暖めるエネルギーを持ち、その時空間分布と気候変動、2)白い表面と黒い表面の反射や吸収などに対する特性の違いと気候変動、3)「流体では、分子拡散よりも効率的な『対流』による輸送熱が可能」という点と海洋が絡んだ気候システム、等について気象学の観点から議論した。教師が教材研究を行う際にも、「取り上げられたポイントをどう教えるか」という意識だけでなく、本稿で例示したような科学的内容の奥深さの認識へ繋がる道筋について、自らが辿ってみることも重要だと考える。
Keywords
小学理科と専門科学 (Science learned in the primary school)
気象・気候システム (Meteorology and Climate System Sciences)
太陽放射と気候 (Solar radiation and climate system)
「日なたと日かげ」 (sunshine and the shade)
ISSN
1346-3705
NCID
AA11529614