Okayama Economic Review
Published by the Economic Association of Okayama University

カール・レンナー「民族の生い立ち」

Ota, Yoshiki Kaken ID researchmap
Abstract
オーストリア第二共和国の初代大統領カール・レンナーは,1950年に死去した。死後間もなく3巻の『遺稿集』が出版されたが,民族問題に関する遺稿『民族:神話と現実』はそこに収録されなかった。この遺構は,「偶然に本を発見」に述べられているような経緯で,1964年にジャック・ハナクによって編集され,出版された。ここに訳出した「民族の生い立ち」はこの遺構の第一論文である。1899年,『国家と民族』によって,当時ではまったく独自な民族問題把握を提示したレンナーの,最晩年の民族問題論として検討に値するものである。この論文の理解を助けるものとして,ハナクによる「偶然に本を発見」と題する解説とレンナー自身による「序言」をも訳出しておく。訳出の底本は,Karl Renner, Die Nation: Mythos und Wirklichkeit, Manuskript aus dem Nachlass, Herausgegeben von Jacques Hannak, Mit einer Einleitung von Bruno Pittermann, Europa Verlag, Wien, 1964. である。
Note
翻訳 (Translation)
ISSN
0386-3069
NCID
AN00032897
NAID