Published by Misasa Medical Center, Okayama University Medical School
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<Formerly known as>
岡大三朝分院研究報告 (63号-72号) 環境病態研報告 (57号-62号)
岡山大学温泉研究所報告 (5号-56号) 放射能泉研究所報告 (1号-4号)

<Availability>
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コラーゲン分解系と疾患

Ochi, Koji
Harada, Hideo
Chowdhury Riaz
Yamashita, Haruhiro
Ichimura, Mitsuko
Tanaka, Juntaro
Seno, Toshinobu
Matsumoto, Shuji
Yokota, Satoshi
Tanizaki, Yoshiro
Abstract
組織のコラーゲン沈着にはコラーゲン合成系と分解系の不均衡によって生ずる。従来,主としてコラーゲン合成系が注目されていたが,最近の研究の進歩により,コラーゲン分解系が重要な役割を演ずることが明らかになってきた。コラーゲンの分解系には細胞内と細胞外の二つの経路が存在する。それぞれcollagenolytic cathepsinおよびmatrix metalloproteinases( MMP)がコラーゲン分解能を有する重要な酵素である。その調節因子については細胞外の経路についての解明か進んでいる。MMPの遺伝子の発現にはサイトカインや成長因子が関与し,IL-1やTNF-αは強力な誘導因子である。一旦,遺伝子か発現すれば,MMPは合成され,細胞外に不活性型(latent form)で分泌される。不活性型のMMPが活性化する過程にはplasminogen activator inhibitorやtissue inhibitors of metalloproteinases(TIMP)などの阻害因子が存在し,MMP活性を調節する。TIMPの遺伝子の発現にもサイトカインや成長因子が関与する。MMPがTIMPを上回るような病態では組織破壊が,逆にTIMPがMMPを上回るような病態では綿維化が生ずる。コラーゲン分解能の障害が線維化の維持や不可逆性に関与することが推察される。
Keywords
線維化 (Fibrosis)
コラーゲン (Collagen)
TIMP (tissue inhibitor of metalloproteinase)
MMP (matrix metalloproteinase)
ISSN
0918-7839
NCID
AN10430852