Published by Misasa Medical Center, Okayama University Medical School
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<Formerly known as>
岡大三朝分院研究報告 (63号-72号) 環境病態研報告 (57号-62号)
岡山大学温泉研究所報告 (5号-56号) 放射能泉研究所報告 (1号-4号)

<Availability>
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サーモグラフィによる冷え症の病態生理学的検討

Takatori, Akimasa
Okuda, Hiroyuki
Sekiba, Kaoru
Tanizaki, Yosiro
Abstract
サーモグラフィを用いた冷え症の診断基準を作ることを目的として,冷え症患者(30名)の体表面温度分布を体表面を11カ所に分けて中間温環境下でサーモトレーサ6T66を1用いて測定し,対称群(11名)と比較した。同時にCMI調査と,患者の日常生活に関するアンケート調査を実施した。その結果1.冷え症群では四肢末端部,ことに手掌・足背・足底において最低温度が低く,局所の最高・最低温度間の温度較差が大きい傾向を示した。軀幹部では最高温度,最低温度,温度較差すべて両群間に大きな差はみられなかった。2.冷え症群の手掌,足背,足底の温度分布パターンは末端部ほど温度が低いという特徴的なパターンを多く示した。3.CMI調査では,冷え症群の中等症と軽症例の一部に強い神経症的傾向を認めたが,重症例では神経症的傾向は軽度であった。4.アンケート調査では脂っこいものよりあっさりしたものを好きであるとか,顔にのぼせを感じることがある,甘いものが好きであるという例が冷え症群に多かった。以上の結果からサーモグラフィを用いて中間温環境下で四肢末端の温度鈴布を測定することにより,冷え症を客観的に診断する可能性を得た。
Keywords
婦人の冷え症 (Coidness in women)
サーモグラフィ (Thermography)
ISSN
0913-3771
NCID
AN10084718