Published by Misasa Medical Center, Okayama University Medical School
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<Formerly known as>
岡大三朝分院研究報告 (63号-72号) 環境病態研報告 (57号-62号)
岡山大学温泉研究所報告 (5号-56号) 放射能泉研究所報告 (1号-4号)

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気管支喘息の温泉療法 ―温泉療法の副腎皮質機能に及ぼす影響―

Tanizaki, Yoshiro
Sudo, Michiyasu
Kitani, Hikaru
Araki, Hiroyuki
Abstract
気管支喘息30症例を対象に,血中コーチゾール値を観察することにより,温泉療法の副腎皮質機能に及ぼす影響について検討を加えた。1.対象30症例の平均血中コーチゾール値は,5.64±4.95γ/dℓであった。このうち,ステロイド依存性喘息15例では,2.25±2.51γ/dℓ,ステロイド非使用の喘息15例では,9.02±4.47γ/dℓであり,ステロイド依存性喘息症例で有 意の低下傾向が見られた(P<0.001)。2.1-3カ月間の温泉療法前後での比較では,療法前の平均血中コーチゾール値は5.26±4.98γ/dℓ,後では9.51±5.26γ/dℓであり,温泉療法により有意の上昇がみられた(P<0.05)。3.1回の温泉浴前後の血中コーチゾール値の変動では,変動のみられない群と上昇傾向を示す群の2つの症例群が観察された。このうち,変動のみられない症例群は,もともと血中コーチゾール値が正常であるか,あるいは副腎皮質機能が疲弊してしまっているかのいずれかであった。
Keywords
気管支喘息 (Bronchial asthma)
血中コーチゾール (Serum cortisol level)
温泉浴 (Hot spring bath)
温泉療法 (Spa therapy)
ISSN
09133771
NCID
AN10084718