Published by Misasa Medical Center, Okayama University Medical School
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<Formerly known as>
岡大三朝分院研究報告 (63号-72号) 環境病態研報告 (57号-62号)
岡山大学温泉研究所報告 (5号-56号) 放射能泉研究所報告 (1号-4号)

<Availability>
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胃粘膜血流に及ぼす温泉水の効果 -長期連日飲泉の効果-

Tanaka, Juntaro
Senou, Toshinobu
Matumoto, Shuji
Ishibashi, Tadaaki
Ochi, Koji
Harada, Hideo
Abstract
内視鏡(オリンパス製XQ-10胃ファイバースコープ)と臓器反射スペクトル法を応用して,2週間連日の飲泉が胃粘膜血流におよぼす効果を検討した。健常者3名および胃疾患患者9名(治癒期にある胃潰瘍の患者6名と慢性胃炎の患者3名)を対象とした。当院飲泉場の温泉水による2週間連日の飲泉を行ない,2週間の飲泉の前後において,胃の3箇所(胃幽門部小弯,前庭部小弯,胃角部小弯)で胃粘膜血流を測定した。その結果,胃前庭部小弯では胃粘膜血流の有意の増加を認めた。しかし胃全体としては有意差を検出出来なかった。個々の症例について検討すると、飲泉後で胃の3箇所すべてにおいて血流が増加したケースが頻度多く認められ,飲泉の有効性が示唆された。従来から認められてきた慢性胃腸疾患に対する飲泉の効果には,胃粘膜血流の改善による要因も加わっている可能性が考えられる。
Keywords
飲泉療法 (Spa-drink therapy)
胃粘膜血流 (Gastric mucosal blood flow)
臓器反射スペクトル法 (Organ reflex spectrophotometry)
ISSN
0913-3771
NCID
AN10084718