Journal of Okayama Medical Association
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簡易グラム染色性判定法の臨床分離菌への応用

Tomochika, Ken-ichi
Funabashi, Michitaka
Maruyama, Takashi
Terasaka, Kaoru
Kanemasa, Yasuhiro
Thumnail 96_829.pdf 241 KB
Abstract
臨床分離細菌の検査同定作業の能率化をはかる目的で,グラム染色法によらないグラム染色性判定法の導入を試みた. KOH液を用いた簡易染色法を試験するため,教室保存株におけるグラム染色性の判定に必要なKOH液濃度およびその他の判定条件に検討を加えた.その結果, 3% KOH液を使用し,充分量の新鮮培養菌を使用するならば供試した全ての菌株でグラム染色結果と一致した.この結果に基づき,尿路感染症患者由来株253株の染色性を判定した. 3株のグラム陰性株で若干反応性が弱かったものの全ての菌でグラム染色結果と一致した.KOH液は,グラム染色性の判定が迅速,安価,かつその判定には熟練を必要としない点から今後大いに使用されるべき方法と考えられる.
Keywords
Gram-stain
Clinical isolates
KOH method
ISSN
0030-1558
NCID
AN00032489