Journal of Okayama Medical Association
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中央手術部の汚染調査とその対策

Hayashi, Hideo
Hirai, Yoshikazu
Wada, Momoko
Kanemasa, Yasuhiro
Kawakami, Yasuto
Mitsuoka, Toshito
Tomita, Kouro
Arata, Takiji
Yoshizawa, Keiko
Yasui, Akie
Fujiwara, Kiyoshi
Thumnail 91_251.pdf 2.17 MB
Abstract
昭和53年5月から10月にかけて,岡大附属病院中央手術部における細菌を指標とした汚染状態を調査したところ, Staphylococcus epidermidisとAci netobacter calcoaceticus (Acin, calc)を主体とした汚染が明らかになった.Acin. calc.は一般消毒剤,抗生剤に耐性を示し,特に病院内で頻用されているクロルヘキシジン(ヒビテン)は全く無効であった.しかも手術時手洗い用に使用していたヒビテン液から多量のAcin. calc.が検出されたが,これは洗浄者の泡立ちによる使用時の満足感の為に添加されている「ニッコール」がむしろ菌の増殖を助長していることに起因することが判明した.このため,手術時手洗いに用いる消毒剤について検討した結果,ヨード剤が現時点ではより有効であると判定された.手術室内では床・棚の上,無影灯上蓋,落下細菌などを調べた結果,主としてS. epidermidisが検出されたが,これらは実験的に手術室廊下に終夜殺菌灯をつけること,床を消毒剤で清拭することで改善された.更に手術室内への立入り人員の制限,作業通路の変更等について汚染源混入を防ぐ方法について検討を加えた.
ISSN
0030-1558
NCID
AN00032489