Bulletin of Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School
Published by Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School

<Formerly known as>
岡山大学医療技術短期大学部紀要 (1巻-9巻)

自作ファントムによる硫酸バリウム製剤の濃度及び混合比の検討

Miyahara, Tomonori
Sumi, Kazuyuki
Okura, Yasuhiko
Miyake, Koichi
Okuda, Kazuhiro
Tandani, Nobuyoshi
Nakagiri, Yoshitada
Sugita, Katsuhiko
Hiraki, Yoshio
Abstract
胃Ⅹ線検査に造影剤として用いられる硫酸バリウム懸濁液の濃度を,簡便に,客観的に決定する目的で,歯科用アルギン酸塩印象材を用いて,コインの図柄を写しとったファントムを制作した。これを使って二種類の硫酸バリウム製剤の適正濃度(PD)を調べた結果,BARITOP PとBARICON MEALを単体,若くは混合した場合には,おおよそ,PD(W/V%)=0.75C+165(ただし,CはBARICON MEALの混合比(%))となった。また,BARICON MEALはコントラストが高く,精密検査に有利だと考えられ,BARITOP PとBARICON MEALを混合すると濃度の許容範囲が広がるため,通常の検査に都合がよいと考えられた。更に,このファントムは簡便に作成することができ,しかも,硫酸バリウム懸濁 液との親和性も良いことから,硫酸バリウム製剤やⅩ線TV装置の評価,増感紙・フィルム系の評価等にも応用できると考えられた。
Keywords
造影剤 (contrast media)
硫酸バリウム (barium sulfate suspension)
胃X線検査 (X-ray examination of the stomach)
アルギン酸塩印象材 (alginate impression material)
ファントム (phantom)
ISSN
0917-4494
NCID
AN10355371