Bulletin of Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School
Published by Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School

<Formerly known as>
岡山大学医療技術短期大学部紀要 (1巻-9巻)

手指衛生ポスターの違いによる手洗い消毒後の手洗いミスの比較

Matsushima, Taku
Akasaka, Maria
Ando, Hitomi
Inoue, Miwa
Mitsumata, Yuki
Senda, Yoshiko
Abstract
本研究の目的は,手洗いポスターの違いによる手洗い消毒後の手洗いミスを比較することである。調査対象は看護学生82名であった。対象を41名ずつ2グループに分け,1グループには手洗い順序を示したポスターを,もう1グループには,手洗いミスを起こしやすい部位を図示したポスターを教材として与えた。学生は,手指と手首に蛍光塗料を塗布後,抗菌石けんと流水による手洗い消毒を実施した。次に蛍光塗料の残存状況を写真撮影後,画像処理し手洗いミスとして点数化した。その結果,手洗いミスを起こしやすいポスターを使用したグループの方が,手洗い順序ポスターを用いたグループより手洗いミスが少ない傾向にあった。なかでも手背側は,手洗いミスのポスターを使ったグループの方が手洗いミスは有意に少なかった(p<0.05)。日常,手洗い場に掲示されているポスターは,手洗い順序を示したものが多い。しかし,手洗いミスを起こしやすい部位を図示したポスターでも,手指衛生効果があることが示唆された。
Keywords
手指衛生 (hand hygiene)
手洗い消毒 (antiseptic handwash)
ポスター (poster)
ISSN
1345-0948
NCID
AA11403004