Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published by Graduate School of Education, Okayama University

<Formerly known as>
岡山大学教育学部研究集録 (1号-137号)

<Availability>
Some items are not available because of decision by its author or publisher.

エンゲストロームの拡張的学習における言語的基盤

Hirata, Yoshitsugu Graduate School of Education, Okayama University
Abstract
 本論は,エンゲストロームの拡張的学習の理論の意義を指摘し,その理論的基盤を解明することを目的とする。文化・歴史的活動理論に基づく拡張的学習の理論は,状況的学習論が十分に提示できずにいた,状況あるいは文脈を越境し,新しく共同体を再組織化するあり様について理論的説明を与えている。垂直的次元と水平的次元との弁証法として位置づけられる再組織化の過程は,言語を基盤としている。言語は,活動システムの媒介物として状況・文脈依存性を持ちながらも,同時に,それらの横断可能性を想定させる機能を有しており,それに拡張的学習は支えられている。
Keywords
文化・歴史的活動理論
拡張的学習
状況的学習論
転移
再組織化
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258