Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published by Graduate School of Education, Okayama University

<Formerly known as>
岡山大学教育学部研究集録 (1号-137号)

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発達障害のある子どもの保護者に対する支援の動向と実践的課題

Hayashi, Masashi
Ohtani, Ikumi
Kurumi, Yoshinori
Abstract
社会構造の変容や価値観の多様化が進展するなか,子育て支援のニーズが高まっている。特別支援教育の領域においても,従来の子ども本人への支援にとどまらず,その家族への支援が重要な課題となっている。そこで本稿では,とくに発達障害に焦点をあてながら,障害の告知,ストレスの状況,教師による保護者支援の観点から研究動向を整理した。そして,学校における保護者支援の典型的な事例をとりあげ,問題解決のための基本的な視点を提起した。発達障害のある子どもの保護者は,比較的早くから障害の疑いを持ちながらも,診断を得るまでの長い期間を苦悩して過ごす場合が多く,子ども自身と子どもをとりまく環境の側面からのストレスにより心理的・身体的に支援を必要としていた。また,教師と保護者との理解(子どもの捉え方や課題意識)が異なる傾向もみられ,問題の要因,背景,経過といった情報を相互から共有していく学校の仕組みづくりも重要であることを指摘した。
Keywords
子育て支援
特別支援教育
保護者
発達障害
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258