ID 57528
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Author
假谷 彰文
石原 久司
秋定 直樹
藤澤 郁
藤 さやか
赤木 成子
小橋 春彦
竹内 彩子 岡山赤十字病院
Abstract
難治性鼻出血をきたす基礎疾患の一つに遺伝性出血性末梢血管拡張症( Hereditary hemorrhagictelangiectasia:HHT,別名:オスラー病)がある.鼻出血を繰り返していた症例にポリドカノール硬化療法を行い,症状が改善した 2 例を経験したため報告する.症例 1:60 歳代男性.鼻出血を繰り返し,近医で鼻粘膜焼灼を反復したが改善せず当院受診.受診時は毎日鼻出血を繰り返していた.口腔・手指の拡張性小血管病変,胃の末梢血管拡張所見,肝動静脈奇形を認め,HHT と診断した.ポリドカノール硬化療法を実施したところ鼻出血回数は著減した.初回から現在までの 4 年間に計 4 回行い,経過は良好である.症例 2:40 歳代女性.父がHHT と診断されている.鼻出血を週 3 回ほど繰り返すため当院受診.手指・舌の拡張性小血管病変および肝動静脈奇形を認め,HHT と診断した.ポリドカノール硬化療法を 1 回実施し,2 年 7 ヶ月経過した現在も鼻出血なく経過している.簡便な手技で年単位の止血効果が得られ,患者の QOL 向上に寄与するポリドカノール硬化療法は HHT 患者で考慮すべき治療法と考える.
Keywords
Rendu-Osler-Weber disease
hereditary hemorrhagic telangiectasia
refractory epistaxis
sclerotherapy
polydocanol
Published Date
2019
Publication Title
岡山赤十字病院医学雑誌
Volume
volume30
Issue
issue1
Publisher
岡山赤十字病院
Start Page
59
End Page
65
ISSN
0915-8073
NCID
AN1038143X
Content Type
Journal Article
language
日本語
OAI-PMH Set
岡山大学
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author