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ID 52202
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Author
Abstract
 1788年に著わされた二篇の詩作品、『静寂』と『テック山』は、共にマウルブロン時代の詩作の最後を飾るに相応しい、密度の高い作品となり得ている。『静寂』においては詩人によって頻繁にその否定相において捉えられる環境世界に対し、想念レベルで優位的に対峙しうる対立項が「静寂」の表徴の下に構成的に呈示され、主体と対象世界相互の相克という動的形式の進行の果てに、この根源性の領域へと回帰して行こうとする詩人の強度の傾向性が示される。また『テック山』では、所与の社会的総体に対して、時間的進行の後にその代替物として出現すべき、新たな共同体形成の萌芽的イメージが、山岳及び自然という重要因子の作用の下で内的変容を実現する民衆という具体物の描写を通して示唆される。と同時にそこでは、前近代ないしは反近代の性格を有する諸価値を中心原理として定立しようとする方向性も、明確に確認することが出来る。
Keywords
根源性
原自然
前近代
共同体形成
ドイツ近代
自然と人間
現代社会
Published Date
2013-12-30
Publication Title
大学教育研究紀要
Publication Title Alternative
Bulletin of Higher Education Okayama University
Volume
volume9
Publisher
岡山大学国際センター, 岡山大学教育開発センター, 岡山大学言語教育センター, 岡山大学キャリア開発センター
Publisher Alternative
International Center, Center for Faculty Development, Language Education Center, Career Development Center Okayama University
Start Page
195
End Page
208
ISSN
1881-5952
NCID
AA12114090
Content Type
Departmental Bulletin Paper
language
英語
File Version
publisher
Refereed
False
Eprints Journal Name
bhe